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防犯・監視カメラは「疲れない」「眠らない」「見逃さない」「忘れない」
株式会社 日名技研工業 セキュリティ事業部です。
今回は、「アナログ方式」の規格と特徴について、全４回に分けて考えて参ります。
昨今の防犯・監視カメラは、イメージセンサーの高解像度化や映像圧縮技術の大幅な向上により、
高画質化が進んでおり、HD画質、フルHD画質が標準的となってまいりました。それに伴い、
複数の規格が存在しています。
- SD画質（従来のアナログ画質）→アナログ方式（CCTV / CVBS）
- HD画質（720p）・フルHD画質（1080p）→HD-SDI、EX-SDI、AHD、HD-TVI、HDCVI
と呼ばれる規格が存在ます。
アナログ方式（CCTV / CVBS）
HD画質以前の一般的な防犯・監視カメラで、CCTVカメラ等と呼ばれています。
画素数は、25万画素～52万画素と100万画素。200万画素が標準のHD画素と比較すると、画素数は
大幅に劣ります。しかし、長年の実績と、様々な機器との相互性がある等のメリットがあります。
アナログカメラのメリット
- 長年の実績がある。
- 様々な機器との相互性があり、ラインナップが豊富な為、用途に合わせて選択できる。
- 長距離配線が可能です。（同軸ケーブル3C-2Vで約200m、5C-FBで約500mの映像伝送が可能）
- ローコストで導入が可能です。
アナログカメラのデメリット
- HD、フルHD画素の画質に比べて、大幅に見劣りする。
- CCDイメージセンサーの生産終了が相次いでおり、製品の継続性がない。
（HD、フルHDカメラの多くに、アナログ出力への切替が可能な機能がありアップデート可能）
HD-SDI方式
放送用ハイビジョンVTRで多く採用されている放送規格。映像データを非圧縮で転送するため
最も高画質の映像転送が可能な方式です。しかし、長距離配線には不向きであり、コスト面でも
ハイコストになってしまいます。
HD-SDI方式のメリット
- 非圧縮伝送による高画質映像（同軸配線を行う防犯・監視カメラ規格の中では、最も高画質）
- ノイズ耐性がある。
- アナログ方式に次ぐ実績があり、ラインナップも豊富です。
HD-SDI方式のデメリット
- 配線可能距離が短い（同軸ケーブル5C-FBで約100m【アナログ方式で約500m】）と映像伝送距離が大幅に短い。
- 長距離配線を行うには、リピーターや電源重畳ユニット（ワンケーブルユニット）を使用する必要がある。
- 元々の機器代がハイコストな上、長距離伝送ユニットや、設置工事代等トータルコストも割高に。
アナログ方式の規格と特徴の、第一回目は、従来型アナログカメラと、HD-SDI方式についてご説明
致しました。次回第二回は、EX-SDI方式、HD-CVI方式について考えて参ります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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