いつもお世話になっております。
防犯・監視カメラは「疲れない」「眠らない」「見逃さない」「忘れない」
株式会社 日名技研工業 セキュリティ事業部です。
今回は、アナログ方式の規格と特徴、第2回目です。
前回、アナログ方式には、世界中のチップセットメーカーが乱立し、現在様々な規格が存在するとご説明
致しました。
今回も、前回に引き続き考えて参ります。(前回はこちらからhttps://hina-gk.co.jp/?p=589)
EX-SDI方式
EX-SDI(Extended-Serial Digital Interface)は、HD-SDIの規格を進化させたビデオ信号伝送規格です。
HD-SDI同様にフルHDの高画質。HD-SDIのデメリットである配線距離が改善され、HD-SDIと遜色ない
高画質・高精細な映像を配線距離を気にせず使用することが出来ます。
コスト面に関しては、やはりハイコストに変わりないですが、高精細映像を長距離デジタル伝送すること
ができる期待度が高い規格です。
EX-SDI方式のメリット
- HD-SDIと遜色ない高画質・高精細映像
- 長距離配線が可能(5C-FB使用時に最大350mまで配線することができる。レシーバーを使用することでさらに配線距離を伸ばすことが可能。)
- デジタル伝送のため、ノイズ耐性がある
EX-SDIカメラのデメリット
- ハイコスト。
- 商品のラインナップが少ない
- HD-SDI規格との相互性が無い(HD-SDIとEX-SDI規格の相互性があるモデルも存在します)
HD-CVI方式
HD-CVI(High Definition Composite Video Interface)は、中国の大手CCTVメーカーDahuaが開発した
規格です。AHDやHD-TVI同様に非圧縮のフルHD映像を撮影し、従来型のアナログカメラシステム同様
の配線距離で、フルHD画質での撮影、録画を可能にします。
既存の同軸配線を利用しつつ、従来型のアナログ画質からフルHD画質へのリプレース(入替)が容易
というメリットがあります。
HD-CVIカメラのメリット
- フルHD(1920×1080)映像なので画質が良い
- AHDに次いでローコスト(中国メーカーなだけに)
- 長距離配線が可能(配線距離は5C-FB使用時は最大500m、3C-2Vの場合は200m)
HD-CVIカメラのデメリット
- 他のアナログ伝送タイプに比べてやや配線距離が短い(配線には5C-FBケーブルを推奨されて居るため)
- アナログ伝送のため、ノイズによる影響を受ける
- 開発メーカーの規制が厳しくため、ラインナップ数が少ない
アナログ方式の規格と特徴の第二回目は、EX-SDIとSD-CVIについてご説明致しました。
次回第三回目は、HD-TVIとAHD規格の特徴について考えて参ります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
株式会社 日名技研工業 ウェブサイト | 防犯カメラの取付・販売などメンテナンス事業をはじめ、左官・ラス(外壁)や防水工事、屋根、サイディング施工などを中心に建築工事を承ります。本社兵庫県西宮市。